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「ヌン!」
重治が大剣を振って砕いた。しかし次々塊は飛んでくる。
「散れ!」
「言われなくとも!」
幸い、塊はそんなにはやくない。余裕でよけれる。
(………!)
だが、オレの体はどんどん重くなっていき……塊がとんでこなくなったのと同時に動けなくなった。
「な、何これ~?」
「ヌゥ……」
「動けないですぅ」
他三人も同じらしい。重治なんか空中で止まっている。
「見事にかかりましたね」
奥の方から声が聞こえた。
「誰だ!」
オレは叫んだ。
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