4/4
2854人が本棚に入れています
本棚に追加
/338ページ
俺は大きな体育館に圧倒され、思わず立ち止まってしまった。 すると、列をなして歩いていた俺の後ろは、当たり前のようにつまったらしく…… ドンッ 貴「わぁ!!」 ?「大丈夫?」 貴「だ、大丈夫です!ありがとうございます…」 転んだ俺は自然とその人を見上げる体勢になった。 見上げた先の人は、凄く綺麗な黒髪に、切れ長な瞳をしていて整った顔をしていた。 ?「//ッ…。」 貴「?…あのー…」 ?「//大丈夫なら良かった!またね//!」 貴「えっ!あの名前!」 (あ~ぁ、せっかく初めての友達になれると思ったのに…。シュン) うつ向く貴教を見て、制御のきかなくなった男達が吠えたり、トイレに駆け込む者も居た。(笑) 先生「おーい、静かにしろ。入学式が始まるぞー。」 俺の組の担任 【石田信也】だ。 そう、今日は入学式。 めそめそしていられない。 貴教はさっきの人と同じクラスになれる事を願いつつ、席についた。 .
/338ページ

最初のコメントを投稿しよう!