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飲み物が来ると四人が四人とも沈黙した。
「・・・」
竜助と天は、お互いの視線が交わると竜助が真面目な面持ちで口を開いた。
「文化祭に彼奴らが来なかったって話したよな・・・
それでの話何だけどな・・・
確実に俺等を狙ってくるし何より彼奴等は、
俺等の大切な人逹を傷付けようとする筈だ。」
「・・・だからー出来る限りは、俺等と距離を置いて欲しい。
お前逹を守るには、その手段が一番だと考えた。」
「それで竜助たちは寂しくないの?辛くないの?
辛いだろ!自分のせいだって考えて相手の気持ちも確認しないで勝手に決めてさ!」
天が言うと村瀬も一緒に頑張ろうよと付け足す。
「だけどー村瀬が傷つく」
赤津は、村瀬の肩に手を置き言うと
「俺が傷つかなくてもその時に猛が傷ついてるなら俺も一緒に傷ついてた方がいい!!」
「多分もう相手だって誰が誰の大切な人か解ってる筈だしね」
突然、ドアを開けて入ってきた緒方会長が無表情で言い放った。
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