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「基準が解らないのは、仕方ないかも・・・だけど真面目に考えてよねー例え空手が得意だからって相手の部下は、人数や武器でこちらを叩きのめしたいだけだからさ・・・」
「・・・だから守るためには、離れろなんて言いたいのかよ?
そんなの相手の思う壺じゃないか!
俺はー」
ー俺は・・竜助と一緒に居たい
お互いに守っていきたい
助けたいんだ!
「天・・・」
竜助が不安そうな顔で此方を見ている。
「俺は、守りたいよ・・
俺が大切な人が傷付くのは、嫌だ
だからこそ・・一緒に居たい
大丈夫だって傍に居るって安心させたい
俺は、この時を守りたいんだ」
「俺は、また守られてばっかりだな・・・」
顔を緩め、憂いの瞳をしながら天を見ていた。
ー竜助?
・・・どうしたんだろう?
「こんな駄目狗の傍に居てくれますか?我が御主人様。」
「駄目じゃないよ・・・竜助はいい狗だよ」
「「あのー突然イチャイチャしないでくれませんか?」」
カァーとなり緒方には、ヤレヤレ大丈夫そうだと言われたのだった。
ー七話ENDー
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