6話(赤津×村瀬編)

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一階にある離れ学食の近くの外廊下で三年B組が主催している出来立てパンは、結構な人が並んでいて良い香りをさせた出来立てで温かなパンが食欲をそそっていた。 「メロンパン以外にチョコパンにジャムパンに餡パンがあるね」 「昭は、なに食べるんだ」 「えーとチョコパンがいいけどどーしたの?」 「チョコな・・・ん奢る」 「えっ!いいよ自分で買えるから」 「パンくらい安いんだから甘えとけって」 そう言うとフワッと目元を緩め柔らかく笑う赤津。 周りの女の人が赤津の表情を見て'格好いい'やら'あの子羨ましい~'など喋られていた。 「あっありがとう!!俺も何か奢るね」 「別にいーって俺が勝手に奢るんだからさ」 「いらっしゃいませ!何にしますか!?」 自分たちの番が来て。 「あっ~メロンパン3つにチョコパン2つでお願いします。」 「はい、解りました全部で600円です」 千円を渡し、400円のお釣りを貰った赤津。 パンを取りに係の人が行き。 「結構、買うね!!」 「一応、あの二人の分もな・・ 後、昭のチョコパンも食べたいって思ったから」
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