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リリカは雄一の腕の中で目覚めた。
また嫌な夢を見た。
どうして、皆集団になって私の事を殴ったり罵ったりするの?
「リリカ大丈夫か?今日もうなされたぞ」雄一は優しく私の背中をさすりながら言った。
雄一とは、ちょっと前に酔った勢いで寝てしまい、何故か続いている。
男なんて、使い捨てと思っていたけど、雄一と一緒に過ごすのは嫌ではなかった。
雄一は私の汗を拭きながら、心配そうに私を見た。
「いつもごめんね。ホントにありがとう。面倒だよね、こんな女」
「何を言ってるんだ」雄一は少し怒ったように言いながら、私を胸に抱いた。
そこはあの嫌な夢を見た私には絶好な場所だった。
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