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今日は母親の命日。
命日だけじゃなく、月に一回はお墓に顔を出してる。
母親のお墓はいい話し相手になってくれてるから、大好きな場所の一つだった。
いつものように、お墓に話しかけていると、子どもの声がした。
「リリカ…お姉ちゃん…」と聞こえ、私は立ち上がった。
幽霊かしら?
でも、今はお昼だから出ないはず。
私は首を傾げながらも、その声に誘われるように歩いた。
しばらく歩くと、一つのお墓の前に座っている男の人がいた。
男の人が立ち上がり、キョロキョロ周りを見ていた。
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