耽溺

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僕の心の中にあった理性が吹き飛んだ。 それからの僕はリリカにのめり込んでいった。 職場にいても、家にいてもいつでもリリカの事を考えている。 ホントに僕はどうかしている。 リリカはこんな僕と、店以外では会ってくれなくなった。 電話やメールの回数も減って、店では笑顔で応対はしてくれるものの、1ヶ月くらいリリカのマンションに行く事がなかった。 彼女に理由を聞いてもはぐらかすばかりで、要領を得なかった。
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