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「きゃあーーーー!!」
「いらっしゃいませ」優しいお姉さんのそんな声を期待していたんだが……
店に入った瞬間のこの絶叫はなんなのだろう。まさか俺は招かれざる客ってやつか?
「拓馬!!これなんなん?」
そんな考察わずか2秒、自称卑弥呼の持っているものを見て、俺は招かれざる客ではないと悟った。
同時にこいつが招かれざる客なんだとも悟った。
ニコニコと無邪気な笑顔のその少女の片手には、一本のアイス……色と形から推測するにガリガリくんヨーグルト味。
とにかくその白いボディーを俺に見せ付けていた。
「お、お前…なんしとんかー!」
「え?」
その後の俺の行動は素早かった。
目の前で不思議そうにアイスを眺める少女を掴み、ついでにもう一本ガリガリくんヨーグルト味を取って、レジに二本分のお金を払ったあと、全速力で外に出た。
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