変☆身★

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ただ、人様のパンツの色とかはプライバシーに関わってくる気がしてさすがに気が引ける。 そんないつものようにどうでもいいやり取りをしているうちに俺の家に着いた。 「じゃあ、また明日な。」 「おう。愛しのマイスウィートポテトなほど甘いハ…………。」 ばたん。 ガチャリ。 彰吾の台詞途中で家に入り、鍵を閉めた。 外から微かに叫び声が聞こえるが、まあ気のせいだろう。 「あら?おかえり。今日はちょっと早いわね。」 家に入った俺を出迎えてくれたのは白山葉月(しらやまはづき)、お母さんだ。 「ただいま。」 「ただいまのチューは?」 「はっ?」 「だーかーらー。ただいまのチューは?」 そう言いながら抱き着こうとしてくる母。 「んなもんするかぁ!!」 防衛本能がフル稼働した俺は、母親にローキックをかまし(もちろん適度に優しくね)、怯んだ隙に2階の自分の部屋に逃げ込んだ。 今のやり取りからもわかるように、家の母親はいわゆる子離れできないなんとやらってやつだ。 さっきのような事は日常茶飯事で、酷い時は一緒の布団で寝よう(寝なさい)と言ってくる。 まあ確かにうちの母親はたまに20代に見られることもあるくらい若くて綺麗だし、自慢の母親ではある。 しかし、思春期の男の子にとってはさすがに恥ずかしい。 だからいつも思春期の集大成(?)であるローキックでかわしている。
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