変☆身★

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「だって、だって。」 床でうねうねと体をくねらせ、さらに気持ち悪いオーラを放つマイファザー。 「さっさと単身赴任してこいや。」 そんな父親を足蹴にしてみる俺。 …………。 ~回想終了~ こんな感じで(?)父親は単身赴任中ってわけだ。 コンコン。 部屋のドアがノッキングされた。 「はーい。」 「お兄ちゃん。おかえりなさい。」 開いたドアの隙間から顔を覗かせたのは、妹の白山咲(しらやまさき)。 「ただいま。咲。こっち座るか?」 咲は嬉しそうに「うん」と言いいながら後ろ手にドアを閉め、俺の隣に座った。 ああ、我が妹ながら可愛すぎる。 俺は世間的に言えばシスコンだろう。 まあでも仕方ない。 可愛すぎる咲がいけないのさ(キモ過ぎてスミマセン)。 「聞いて、今日は学校でいろいろあったの。」 「そうか。聞いてあげるからゆっくり話してごらん。」 ああ、堪らない。 咲は俺と1つ違いの高校1年生。 年が離れていないせいか、昔から咲は俺に懐いて離れない。
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