ジル・ライン

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『…』   えーと…   目の前に白木地の壁…いや天井か… 開いた窓からはやわらかな木漏れ日と心地よい風が入っている…   『…………あぁそうか』 思い出した。 確か剣の訓練中に倒れたんだった。           『やぁ…気がついた?』 …………!? よく知った声と顔がひょいと自分をのぞき込む。   まるで合わせ鏡。 俺はベットに横になったまま目の前の自分にうりふたつの男に聞き返す。 『…なんでお前がここにいる?』  
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