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『つまり俺に姫君を嫁にもらえって言いに来たのか?』
『まさか♪連れ戻しに来たんだよ…ついでに親父の後も継いでくれたらなとか思って♪』
ごすっ…
『思って♪…じゃないっ!!』
思わずグーが出たじゃないか…
顔面だったから多少は痛かったらしい…
顔面抑えて激しく悶絶してるし。
ス マ ン
心で謝っておく!!
『親父の仕事は今のままお前が補佐してればいいだろが…』
『やだん❤』
ごす…
その顔その声で悶えながら言うな…
気力が殺がれる。
『…っいたたた…兄さんが抵抗するのは目に見えてたからね…連れ戻す為の手続きと姫様への謁見の手続きは終わってるし…』
…………………。
『は!?』
鼻を押さえながら涙目で説明し始めるラウ
『イヤ…だから兄さんの代わりにお見合いの手続きは終わらせといたよって事何だけど…』
『当人いないのにか?』
『居なくてもねぇ…』
と自らの顔を指差す我が双子の弟。
『…ありえねぇ…』
『黙って行方不明になる方が悪いんだよ』
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