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シュウ『結構人数いるなぁ~』
俺は駅に溢れかえっている人を見渡して
ユウゴ『そうだな』
俺の見た感じ100人前後はいるだろうか、この中に奴らが居るかと思うと
正直ワクワクしていた…。
とその時
周囲がざわついた
バスから人が降りてきた ・・・人なのか ?と疑うほど冷たい顔をしていた
『鉄の仮面・・・?』
シュウは驚いた顔で言った
そうバスから降りてきた人物は一瞬人間か?っと思えるほど
黒のスーツにはとても似合わない鉄の仮面をしている
『デスタワー参加者はお集まりください』
ボイスチェンジャーを使っているのか、人間の声に聞こえない。
まさに魔物
『初めまして皆様、私はデサインと申します。これから参加者の皆様をデスタワーへとお連れします。』
『それとバスに乗る前に携帯電話その他一切の通信機をお預かりします』
一人のチンピラがデサインに絡んだ
『なんで渡さなきゃいけねぇんだよ』
チンピラがデサインに詰め寄る
その瞬間、チンピラが物凄い勢いで吹き飛んだ
デサイン『いいですか、私は御質問等一切受け付けません。意義のある方はこのままお帰りいただいて結構です』
そう言うと両手を
パンッと叩き
デサイン『さぁ、参加者の皆様バスにお乗りください』
バスは5台止まっていて、俺とシュウは先頭のバスに乗った。
外からは気がつかなかったが、バスの窓はすべてマジックミラーになっていた。車内から外が見えないようにするためか。
俺達、参加者の座席と運転席側の間にもマジックミラーがあり、こちらからは何も見ることができない。
今どこを走っているか隠すためか。
シュウ『なんか気味悪いなぁ~あの鉄の仮面、それに車内は鏡だらけだし』
たしかにシュウの言うとおりだ。
デサインと言う名前、顔、声、そしてデスタワーの所在、すべてを隠し外部との通信も絶った。
それは
『やはりただのギャンブルじゃないんだな』と再確認させた・・・。
キキーッ
東京駅を出てどれくらいたったであろうか、急にバスが止まった。
デサイン『皆様、大変お待たせしました。デスタワーに到着です。』
その瞬間、俺は一目散にバスを降りそしてツブヤイタ
『すげーな、こりゃ』
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