◇第二章《 治らぬ病 》

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∽ 「‥あの‥お母さんねぇ‥・  色々と検査はしましたけど  まさと君の病気‥・   原因がわかりませんわ~」 〔 県立病院 ‥眼科 〕…… 小さい頃から偏食気味の私は 体力も弱く、 小学一年の頃から決まって夏に なると、足や腕にじんましんが 出て赤く腫れ上がるのです。 さらに四年生になる頃からは、 毎朝目が腫れ、痛みが激しく 涙が止まらないという病気にも  襲われるようになりました。 ∽ 「‥・そんな,先生‥・  原因が解からんて…‥・  治しようおませんのか?…」 うろたえる母親… 「…‥そうですなぁ…  詳しくは調べたんですよ~; けどなんでこう治らんのか?  まぁ、大きなって体質が  変わればとは思いまっけど… 好き嫌いせんと色々食べて  運動して…体質が変わらんと   あかんのやないか?      思いますわ~…」 =========== 眼科の先生がお手上げの  原因不明の病気…‥・ 私はそういう幼少期でした。 ∽
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