◇序章

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そして… ∽ 私が小学五年生の春… 若い頃からの無理が 体を蝕んでいたのは  間違いもなく…‥・ わずか六十歳足らずの若さで  この世に別離したのです。 幸せだったのか   不幸せだったのか… ですが‥・ 色々な想いを残し、  人生に幕を降ろしました。 亡くなった時の…  その寝顔は、とうてい  齢通りとは見えず…‥・ 白髪の‥・  八十は越えている… そんな寝顔だったのでした。 でも、 十歳の私は、 小さいながらも  横たわる祖母の骸にすがり、  大泣きしていたそうです… ∽
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