零れる笑みは君を想うから

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花屋は既に閉まっていて 「営業時間am10:00~pm7:00」 と、扉に印刷されている。 待ち合わせの時間は花屋の営業後になる事が多かった。 事情を説明し理解してもらうまでは、待ち合わせる度に花屋の主人から不審がられていた事をふと思い出す。 苦笑いを浮かべながら携帯を開くと、ディスプレイには笑顔を浮かべる彼女の画像と20時17分の表示。 思わず顔が綻んだ。 幸福な時間は暫く続く。
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