78人が本棚に入れています
本棚に追加
その時少女はいつか帰って来ることを約束したのだ。
そのまま少女は連れて行かれた。
そして誰もいなくなり寂しくなった街。
カタカタ・・・
キリコの錆びれた歯車は街中を虚しく鳴り響く。
カタカタ…
月日が経ち町の人はいつまで待っても帰って来なかった。
今では街は無く草木が生い茂る森になり、キリコは錆びきった体が崩れてしまってもう動かない。
しかし今もなお街を守り少女の帰りを信じ待ち続けている。
最初のコメントを投稿しよう!