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空高くそびえる神々の峰。そこにヘヴンという地があり神の為に踊りで祈りを捧げる者達が住んでいる。
その中の一人、イマはこの地の若き長である。
彼は何百年もの間、踊り続け修行にも励み、この生活を誇りに思っていて仲間達からの信頼も深かった。
しかしイマはある日神にこの地を去るように言われた。ここの神々に充分な祈りを捧げた者は別の地の神にも祈りを捧げる掟があるのだ。
旅立ちの為、イマは大鷲の頭に乗った。
これは厳しい修行の結果得られる技。仲間達の見送りに応え、イマは旅立つ。
故郷をあとにして。
遥か彼方の神々の地へ。
そしてイマは言った。サヨナラヘヴン!
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