悪魔のささやき?

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『好きだ』って言ったし、   『好き』って言われたし? キスされたし    キスしたし?   手繋いで帰ったこともあるし デートだってしたことあるし! (散々邪魔されたけどなっ!) だけど何だこれ? わかんねえ。 どっからくるんだ? この・・・ なんっか 物足りいない感じ―――・・・ じ~… 「・・・・」 じ~… 「あっ・・・あのっ」 じ~… 「~~~りゅっりゅうちゃん!そんなに見られてたら気持ち悪くて集中できないよっ!!」 「―――え?あ・・はっ!?」 ここはすでにオレの部屋。 何だかんだ言いながら結局ずっとオレの横を歩いていた壱花とくだらない話なんかして歩いてればあっという間にオレんちに着いた。 “一応”今日の壱花がここに呼んだ理由が勉強を見てやる!だからさっそく教科書やら何やらを出してそれを始めようとしてたんだけど―――・・・ 壱花の声にハッと我に返ったとき、 片手の頬杖に顔を乗せてたオレの目の前には壱花の真っ赤な顔。 おっオレ、今、めっちゃコイツのこと見つめてた!?!? 「ばっ!?バカやろう!!みみ見つめてんじゃねー!!!」 (ってコレはオレの台詞じゃねー!!!) 「そっそれあたしの台詞~~~!!!」 泣きそうな声で言い返してくる壱花。 まさにその通り!!! とは言えねぇから 「いっ壱花!!茶!!茶だ!!何か飲みモン入れてこいっ!!」 「え!?あたしがやるの?」 「あったりめえだろーが!客人面してんじゃねえよこのパシリがっ!」 「パシ・・・はいはい、わかりましたよ」 何か言いたそうな顔をしてオレを見てから、けど結局何も言わず口を尖がらせながら部屋を出ていった壱花。 「・・・?」 (は?何であいつが怒ってんだ??) そして疑問の上にさらに別の気になることが降りかかってきた。 今あいつ・・・ 「――――気持ち悪い!?あいつ気持ち悪いって言った!!?ふざけんなぁぁぁぁあぁあぁあ!!!」 後から一人で叫んだって意味がない。 「はぁはぁはぁ・・・クソッ」 無駄に疲れるだけだ。 何? オレ緊張してんの? 壱花相手に? ふざけんな!!! 「あ~~~あっちぃ!!!クソ!!」 ピッ! 熱さに耐えられなくなりクーラーをつけた。
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