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「・・・・え?会長に聞いたんじゃ・・・・」
ベットから勢いよく体を起こしたオレの反応に、明らかに『まっず~』って顔になった壱花。
は?何なんだ?壱花はオレと会わなかったこの一週間、ずっと秋山に会ってたってことか!?ふざけんなっ!!
「どうゆうことだよ?」
「・・・ううん!別に!何でもない!」
「別に!?んなこと聞いてんじゃねえんだよ!どうゆうことだって聞いてんの!」
「えっだから・・・せっ生徒会の仕事!そう生徒会の仕事を手伝ってたんだよ!うん!それだけ!」
『今思いつきました!』みたいな明らかに不自然な壱花の笑顔。
ウソくせ~!!
「・・・何でお前が生徒会の仕事なんかすんだよ?生徒会の人間でもないくせに」
「うぇ!?えっと~」
見ろ!声裏返ったぞコイツ!絶対ウソだろっ!!
「あっあたし後期の生徒会役員に立候補しようと思って!!それで今のうちからどんな仕事してるのかを見せてもらってたの!」
「ウソつけ!お前一番そういうのキライなくせに!!立候補!?絶対ウソだ!!」
「うっウソじゃないもん!ほっ本当だもん!!りゅうちゃんがいなかった十年間で変わったんだもん!だからウソじゃないもん!」
「はぁ~!?てめえいい加減に―――」
「わかった!立候補するのやめる!!やめるから!それでいいでしょ!?」
壱花はオレの声を遮り・・・
「は!?そういうこと言ってんじゃね―――」
「はい!この話もう終わり!ね!べっ勉強に戻らなくっちゃ!勉強しよっ勉強!」
一度ならず二度までもオレの声を遮り無理やり話を終わらした。
「あ~あっ暑いねっ;;この部屋クーラーついてるの?」
「・・・・・」
「あれ?ついてるや、おっおかしいな~あたしの体おかしいのかな~あはは;;」
「・・・・・」
オレの鋭い視線を受けながらも尚ごまかそうとする壱花。
む~か~つ~く~!!!!
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