悪魔のささやき?

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なーんでこうも上手くいかねぇんだ? 本当ならこんなダサいことになる予定じゃなかったのに・・・ (やっぱり秋山の言うことなんかに耳貸したからか?) こうゆうときってどうしたらいいんだっけ? 何すりゃいいんだっけ? (まぁ~でもあいつバカだしな~寝たら忘れんじゃね?) 「―――だな!そうだ!全然問題ねーしッ!ハハハ!フハハハハ~~・・・はぁ・・・」 自分が悪いとわかってても、正 しい行動の取り方も上手い台詞 もまったく思いつかないオレは 、超楽観的な思考へ逃げてしま い―――・・・ 次の日、 壱花に昨日オレんちに忘れてった物を渡しに1年の教室まで普通に足を運ぼうと・・・ 「―――先輩、それ、手に持ってるもの、壱花のやつですか?」 ・・・運ぼうと教室を出ようとしたらなぜか、なぜかッ!!コバンザメに足止めされた。 何でこいつがオレの教室に!? 「それあたしが受け取りますんで」 「は?」 「壱花の“一生のお願い”ですから」 「・・・・は?」 意味がわかんなくて、手のひらを上に向けてオレにそれを見せるコバンザメの手を無視しコバンザメの顔を凝視してれば、コバンザメの無表情な顔が「はぁ~」と溜息を吐いたと同時に崩れて呆れた顔でオレを見上げた。 「先輩・・・今度は何やらかしたんですか?壱花、相当怒ってましたけど?」 「えっ!?」 「もうちょっと大人になった方がいいんじゃないですか?」 「なっ!!」 「それじゃあ」 コバンザメの言葉が頭に重く響いた。なんつー衝撃!!!頭いてぇっ!! オレの体がその言葉に一瞬後ろに引いたのをいいことに、コバンザメはオレの右手から壱花の教科書、ノート、ペンケースをひったくるとクルッと90度体の方向を変えて教室のドアの右側へと消えていった。 「・・・・・」 は? つまり・・・何だ? 壱花はコバンザメを使ってまでオレに会いたくないってこと? ここで“一生のお願い”を使っちまうぐらいオレの顔見たくないってことか? それって、それってそれってそれってすっっっっげ~~~!! ヘコむんですけど・・。
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