悪魔のささやき?

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(何かいつもと違うような――・・??) 何か違和感を感じつつも、 壱花はいつもと違ってもオレはいつもと同じ。 「あ!!」 (アレは壱花と・・鈴木!?) 次に見たのは昼休み、外でクラスの奴らとバスケをしてるときに鈴木と壱花が並んで歩いているのを発見! 「りゅう!パスパスパ――――はぁ!!?」 ドコーン!! 「きゃああああ!?すっ鈴木くん!?」 ボールは見事鈴木の後頭部に命中。いきなりぶっ倒れた鈴木に驚いて叫ぶ壱花。 「りゅう!?おまっどこ投げてんだよ~~!!?」 「ふんっ!」 (ザマーミロ!さぁどう出る壱花!?) 「だっ大丈夫!?どこからバス ケットボールなんか―――・・!!」 「!!」 (こっち見た!) 倒れた鈴木の横にしゃがみ、鈴木の様子を伺いながらも一旦顔を上げてキョロキョロ周りを確認する壱花とすぐに目があった。 「りゅう―――――・・・ すっ鈴木くん!ごめんね、大丈夫!?頭冷やす?」 「!?」 (はっはぁ!?) 壱花は確かにこっちを見たのに、なのにすぐに鈴木に向き直って、 「いや、大丈夫・・・ていうか何で吉井さんが謝るの?」 「えっだって、りゅう――――とっとにかく本当にごめんね!やっぱり保健室に冷やすものもらいに行こう!」 「へ?」 「いいから!早く行こう!」 それからまた二人で並んで歩き出し、だんだん背中が小さくなっていった。 「なっ!!」 (文句のひとつぐらい言ってけや~~~~!!) 五回目、 「・・・・」 「・・・・」 オレは立ち止まったのに、壱花はまったくこっちを見ることも、わざとらしく避けることもせず、友達としゃべりながら普通にオレの横をスーと通っていった。 ケンカして一週間たった。 なんじゃこりゃ!?
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