鈍色

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キーンコーンカーンコーン・・・ クラブ生へ時間を告げる7時のチャイムが校内、校庭になり響く・・・・ 一人にになった生徒会室で、そのチャイムの音に自分の溜め息をのせた。 「・・・・はぁ」 イライラ ムカムカ チクチク 不愉快な胸の中の音、 それらに混ざって聴こえる小さな音・・・ 壱花ちゃんに一瞬だけ触れた左手が少し熱い。 ドキドキ 小さく小さく・・・ 俺の中で響く。
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