鈍色

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カッ カアァァァァァ!! 「・・・・かっ会長っ;;いっ一体どうしたんですか!?」 「・・・・」 「あっあの・・・はなっ離して・・・」 「・・・・」 「・・・ん?あれ?かっ会長・・・」 グラッ! 「え!?ええええ!?」 壱花ちゃんの声が耳元でして、 それから大きな目眩がして、 グラついて倒れそうな自分の身体をなんとか膝で支えて、 うん、そこまでは何となく記憶があるんだけど・・・ 「かっ会長!?大丈夫ですか??ていうか体熱い!?え!?どうしよう!!?」 「・・・・・」 「えっ!?きゅっ救急車!?それともりゅうちゃ・・・は無理!!絶対無理~~~!!」 「・・・・・」 「ええええ?えええええ?えええええっと~~??あ!そうだ!おっお兄ちゃん!お兄ちゃんに電話しよう!!かっ会長!少し待ってください!お兄ちゃんに電話してみますから!!」 「・・・・・」 最後のほうは全く意識がなかった。 だけど・・・何となく・・・ 壱花ちゃんがすごく俺のこと心配してくれてたような声がかすかに耳に入ってきてたんだけど・・・ やっぱり気のせいかな?
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