悪魔のささやき?

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何でオレの機嫌がこんなに悪いのかって? そんなの秋山よりももっと!世界で一番気に食わねえバカ壱花のせいに決まってる!! まずはあの日の次の日、 つまり一緒に公園に行った日の次の日―――・・・ まず、朝学校へ行く時間にオレの家のドアを開けても壱花の姿はなかった。 (うん、ま~・・・さすがにここはないよな) そしてマンションの下に降りてもやっぱりあいつの姿はなくて (うん?あ~・・そうだよな、ここもないよ・・な、うん) それから何となくいつもより早足で歩いて、それから昨日壱花と別れた場所まで着いたけど・・・ やっぱりそこにも壱花の姿はなかった。 そしてその次の日、しかたねえからオレが壱花の家までわざわざ行ってやったんだ。 したら・・・ 「―――――壱花?だいぶ前に家出たけど?」 「・・・・」 壱花の代わりに出てきた尊が きょとんとした顔でオレの質問に答えた。 それから・・・ 「てゆうかさ~、何?約束もしてないのに来たの?呼ばれてもないのにわ・ざ・わ・ざ迎えに来て下さったわけでございますか?」 まるで臭いモンの匂いでも嗅いでいるように顔をゆがめてクソ丁寧な喋り方で嫌味を吐いた挙句・・・ 「はっ、ストーカーですか?自分の友達がストーカー行為に走るとかマジでひくんですけどぉ」 バタン!ガチャガチャ! 鼻で笑ってそう言い残すと玄関のドアを閉めた。おまけに鍵までも。 お前も出かけんだから鍵かける意味なくね? つーか・・・ 「・・・・・」 ストーカー・・・・このオレがストー・・・ 「なっ!!ふざけんなああああああああ!!!!」 結局この日も壱花に会わなかった。
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