4752人が本棚に入れています
本棚に追加
(なに!?いつ!?あたし“いつ”“なに”をやらかしたんだろう!?全然わからない!!)
りゅうちゃんの機嫌が悪い原因に、まったく思い当たる節がない。
―――バン!!
「♪~♪~羽をのばし~指先へ急いで~♪~♪~」
「―――お願いコバちゃん!!一生のお願い!!今から△公園まで一緒に行って!!」
「雨上がりの~って、はぁ?この前一生のお願い聞いたばっかじゃん!?」
「そこをなんとか!!」
「あんたのそういうとこをなんとかしなさいよ!」
「お願いコバちゃああん!!」
嫌がるコバちゃんを無理や・・
どっどうにか説得し!
いざ赤鬼が待つ公園へ。
そして、
あたしとコバちゃんが公園に着いて目にした光景は・・・
「今日こそケリつけてやるぜ!覚悟しろや!!」
左手にはバスケットボール、右手はビシッと前に人差し指を突き出して、闘志メラメラのりゅうちゃんと
「はっはぁ・・・」
困り果てた表情で頭をかきながら曖昧な返事をする鈴木くん。
「何で鈴木くんがいるの!?」
「・・・・;;」
とてつもなく嫌な予感・・・。
最初のコメントを投稿しよう!