曇り空

4/34
前へ
/473ページ
次へ
(なに!?いつ!?あたし“いつ”“なに”をやらかしたんだろう!?全然わからない!!) りゅうちゃんの機嫌が悪い原因に、まったく思い当たる節がない。 ―――バン!! 「♪~♪~羽をのばし~指先へ急いで~♪~♪~」 「―――お願いコバちゃん!!一生のお願い!!今から△公園まで一緒に行って!!」 「雨上がりの~って、はぁ?この前一生のお願い聞いたばっかじゃん!?」 「そこをなんとか!!」 「あんたのそういうとこをなんとかしなさいよ!」 「お願いコバちゃああん!!」 嫌がるコバちゃんを無理や・・ どっどうにか説得し! いざ赤鬼が待つ公園へ。 そして、 あたしとコバちゃんが公園に着いて目にした光景は・・・ 「今日こそケリつけてやるぜ!覚悟しろや!!」 左手にはバスケットボール、右手はビシッと前に人差し指を突き出して、闘志メラメラのりゅうちゃんと 「はっはぁ・・・」 困り果てた表情で頭をかきながら曖昧な返事をする鈴木くん。 「何で鈴木くんがいるの!?」 「・・・・;;」 とてつもなく嫌な予感・・・。  
/473ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4752人が本棚に入れています
本棚に追加