1 唐突な幕引きに
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俺は、僅かな苛立ちと共にテレビを消した。 いつも通りでありきたりな、最低のニュースだ。 「おい、ネルっ!」 俺は怒りに任せて相棒の名を呼ぶ。 「何だ、ラクス?叫ばなくとも聞こえる。 それとも、大声でしか自分をアピール出来ないのか?」 俺の座るソファの、すぐ後ろの死角から声がした。
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