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うちももちろん出るんだけどあと2ヶ月しか期間がないのにドレミもたじたじで。
楓「りほちゃんー☆」
「なにー?」
楓「音合わせよ?」
「う、うん!」
-セッション中-
「あ、また間違えちゃった…ごめんね…?」
楓「……うん、いいよ」
……?
「もう1回やろ…っ?」
楓「うん、やろっか」
-セッション中-
「!…やっぱここができないー(泣)楓ちゃんごめんね…。!」
楓ちゃんの方を見ると、
楓ちゃんは泣いてた。
楓「謝って謝って、全然成長してないじゃん…なんで簡単な基礎もできないん?真面目にやってよ!真面目にやらない人とはバンド組みたくない…。先生!メンバーかえて!」
……
謝ることしかできないんだもん。
うち、小さい頃からみんなより成長遅かったし。
歯生えるのとか、
喋るのとか、
歩き出すのとか、
遅かった。
雛「千葉!…それくらいにしとき」
雛ちゃんは楓ちゃんを宥めた。
楓「ぐす、…章大ぁ…」
章「僕ら先帰りますんで…個人で練習してきます…楓行くで。」
楓「う、ん…」
楓ちゃんは1度うちを睨んで、でも悲しそうな顔をして章大に支えられながら部室を出ていった。
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