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「…ん…」
苦手な朝がきた。目を擦りながらゆっくり布団の中で背伸びをした。
「おはよー」
「…あ…チャラ男おはよ…」
同じ布団の中にいる雅人に寝ぼけながら挨拶。
「……」
「李央どうした？」
ボスンッ!!
「ぐぁあ!!」
雅人の股間を蹴るとすぐ様飛び起きた。
「何勝手に布団入ってんのよ!!変態かお前は!!」
「てめぇ…また俺の大事な所を…」
雅人は布団でうずくまっている。
「ったく、どんな教育受けてるんだか…」
「うっせー。だって李央の寝顔が可愛いんだもんよー」
「チャラ男気持ち悪ーい!!」
「はぁあ?!あ、ってかお前いいの？」
「何がよ？」
「学校。あと５分で授業だぜ？」
「…ふーん。って、ぇええ!?早く言ってよ!!」
あたしは雅人を部屋から放り出し、バタバタと着替えた。
雅人は自宅に戻り偶然にもあたしと同時に家を出た。
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