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ドゥン‥‥ドゥン‥‥‥
闇夜に染まる草薬中に着いた
今日の月は雲に隠れて一段と暗い夜だった
そして闇の中でシャンと立つ五人の影が窺えた
根山「来てやったぜぇ」
「‥‥‥お前が根山か?」
根山「文句あんのか」
「ふぅん‥‥‥」
一つの影がゆっくりと根山に近づく
やつが近づくにつれて影がくっきりと見え、やつが倉林だと解した
丸い頭に刻まれた剃り込み
やつが“鬼剃り倉林”だ
バコン!!!!!
大吾「テメェ!!!」
やつは近づくなり根山を思い切りぶっ飛ばした
根山「テンメェ‥‥‥」
「辰吉、こいつだろ?」
茶髪「そうだよ。やつだよ」
「テメェが俺らんダチやって草薬中とった気んなってんだろ?調子のんな」
理一「テメェ不意討ちついてんじゃねぇぞ!!」
「あぁ?」
茶髪「ハッ!テメェらも大輝たちの前じゃ無力だなぁ!!クソッタレ!!」
俺「おい、テメェなんつった?」
確実に俺の中のなにかがぶちギレた
俺「自分のケツ自分で拭えねぇクソがいきがってんじゃねぇぞぉ!!」
バコン!!!
俺は茶髪の鼻に覆われたバンドエイドを狙って殴った
「んだこの野郎ぉ!!」
倉林じゃない誰かが言った
倉林「いくぞぉ!」
倉林の掛け声でやつらは一斉にむかってきた
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