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俺らは北中から一番近いマックに行った
ここのマックは席数が少なくて不便だけど、平日のこの時間なら余裕
横になって眠ってやるぜ
俺「猿、俺チーズバーガーとハンバーガーとファンタな。先に席とってっから」
理一「したら俺も先輩と同じの!俺も先席行ってますわ」
猿「俺って頭なのに‥‥‥なんかヒドくない?」
俺「行くぞ理一~」
きっと世の中で頭なのにここまでヒドイ扱いをうけてんのは猿くらいだろうな
ドンマーイ
俺「はぁあ‥‥‥相変わらず街は平和だね~」
理一「あれ?珍しく暴れたいんすか?」
俺「有り得ねぇって。平和に超したことぁねぇよ」
理一「そうっすか?俺はそろそろ暴れて柳瀬北の名を売りたいっすね!」
俺「根山と同じじゃん」
理一「だっておもしろそうっすよ」
俺「まぁ‥‥‥みんなそのつもりでここ来てんだろ?」
理一「当たり前っすよ!」
そうだよ
みんな暴れるつもりでここのマックに来てる
いつも下校時間になると必ずここに来る“草薬師中学”の不良ども
そして必ずこの席でばか騒ぎする
今まさに俺たちが陣取ったこの8人席だ
猿「ほらよ」
猿が不機嫌な様子でトレーを置いた
俺「ありがとよー」
大吾「んにしても緊張すんな~。久々の喧嘩だよこりゃ」
竜也「なぁにが。ただめんどくさいだけだよ。マックの店員に通報されて終わりだろ?」
大吾「別に外引きずりだしゃいいじゃねぇか」
根山「とことん潰して名売んぞー!!」
理一「ういー!」
大吾「ういー!」
ノってんのはこの三人だけさよ
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