‐再会‐

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竜也ん家の玄関から深夜に見上げる月は綺麗だった いつもだったら絶対に考えないようなことも考える 俺は主役のような太陽が隠れる夜という時間が好きだった 俺はとても気持ちがいい気分になって単車にまたがった ちょっくら流すか キーを差し込み、エンジンをかけた けたたましい音が閑静な住宅街いっぱいに鳴り響く うっせーな 竜也にも迷惑かけちまうし、パパッと流すか 俺は単車を走らせ大通りに出た
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