優しい不良のつくりかたⅢ

‐高見大連合会‐

俺「‥‥‥」

左手に持つ缶コーヒーに煙草を押しつけて投げ捨てた

今日も放課後の校庭では運動部が動いている

ろくな人間のいない北中は、これといって自慢できる部もなく、練習風景もグダグダだった

猿「はい！あがり～」

校庭で運動している中学生がいる一方、屋上で賭けをしている中学生もいる

根山「またお前かよ！！」

ビリになったんだろう根山が猿に100を円玉を投げた

猿「今日は2000円くらい儲けたわ！！」

大吾「ウザいから死ねや」

理一「あぁぁ、やめたやめた」

竜也「‥‥‥あぁ。そうか。わざわざありがとな‥‥‥」

電話をしていた竜也が深刻な顔をして携帯を閉じた

俺「竜也、どうしたんだよ」

竜也「‥‥‥ちょっとヤバいことになったぜ」

───それは、

草薬中に負けた翌日のことだった───