2 慈悲亡き牙

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"ダダダダダ!" 渚は無我夢中でマシンガンを2体に放った 「無駄だ!私達の体はダイヤモンド合成皮膚で出来ているからな」 ダイヤモンド合成皮膚とは、最近産み出された皮膚移植用の皮膚だ 名の通りダイヤモンドの成分が練り込まれており 衝撃にとても強い性質を持っている 『一体どうすれば!?』 そう考えながら 1体の背後に弾を浴びせたそのときだった 「ウゲェ!」 羽が生えていない奴が突然口から何かを出した ピンクの玉みたいなやつだ 「なんてことを」 そういいながら奴は口に無理矢理玉を詰め込んだ 「死ねよ!」 "ドガガガガ" またエネルギー弾を吐いた 「面倒くさいな」 渚はかわしながら あることに気が付いた あのコアはなんだろうか? 「とりあえず撃ってみるか」 "ダダダダダ!" 「ウゲェ!またやったな!?」 また玉を吐き出した 「まさか...」 渚は素早く玉に弾を浴びせた 「ウギャヒイィィ!キサマ!」 羽無しはのたうちまわりだした 渚はのたうちまわっているうちに駆け寄り玉をナイフで無理矢理口から掻き出した 「アギャアアアア!」 「死ねぇ!」 "ドスッ!!" 「ヒギャア....ガタッ」 羽無しは断末魔とともに生き絶えた 「キサマ 一体何者だ?殺してやる!!」 羽有りが羽を広げ何かの体制を取った "ズバスバズバ!!" 「ごふっ!"」 渚の体中を何か固い物が貫いた 血が足を蔦って地面に血だまりを作っている 「なにを....」 よく見ると固い何かは羽から出てきていた 「知らなかったのか?このダイヤモンド合成皮膚は自分の意思によって変形するんだよ 」 恐るべしダイヤモンド合成皮膚
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