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大分県は大分オートポリス…。
温泉の街として栄えた大分でレースは始まる。
大分県の各自治体や地元の企業や観光協会が露店を出して、
地元を代表する商品や食べ物を観客にアピールをしている。
そして、参加者の車がピットに搬入される。
そんな中、増本はタバコをくわえながら、テスト走行をする葛城のRX-7を眺める。
「あのガキ、だいぶ進歩したな…。名古屋最速らしいな…。やす、安藤、俺たちのデモンストレーションの時間が来たぞ。」
増本の言葉で河村と安藤はレース用とは違う車に乗り込む。
そして、コースイン…。
「さぁ、兵庫最強3人衆の登場だ!あれ、レース用の車じゃないぞ?」
DJのアナウンスで登場する増本たち…。
増本はプライムラビッツに頼み込み借りた、広島にいたときのアテンザ、河村はかつて乗っていた、安藤のS2000、安藤は兄から借りたチェイサーでドリフトをしている。
観客の興奮はピークに達し、ハイテンションになる。
そして、デモンストレーションが終わり、増本はRX-7のメンテナンスをする。
そこに、1台のマークXが乱入する。
「孝宗…。久々だな。今日はお前に勝つ。」
男が増本に話しかける。
「そろそろ正体をあかせ、Xさん。分かってんだせ。」
増本は鋭い目つきで言い返す。
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