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「仕方ないな。お前のパパだよ。マークXをかなりやりこんだから、よろぴこ。」
男の名は、増本政志…。増本の父親である。
「あんたも、年金生活で大人しくしろよ。」
増本は嫌々そうに言い返す。
一方、森川は車両の製作が間に合わず、急遽レクサスSC430での参戦となったが、そのSC430に驚きを隠せない。
「すまん!第2戦からスープラになるから…。」
大谷は慌てて森川に謝る。
「いいですよ。憧れでしたし。これ、左ハンドルなんですね。」
森川は自分が乗るレクサスSC430をじっくり眺める。
「まぁな。俺の新しい足代わりやからな。お前のスープラをいじるためにも練習用でスープラのエンジンに乗せ変えた。GT-Rしか触ってないしな…。」
斉藤は、そこまでして本気であった。
その事に森川はこのレースで恩返しをしないといけないと決意する。
そして増本が所属していたプライムラビッツを代表して参戦する中村は…。
「IS-Fターボで増本さんのRX-7を蹴散らしてやるぜ!5代目の意地を見せてやる。」
中村は予選でポールポジションを取った事を好機に、増本のRX-7に勝ち越し、優勝する事を誓う。
そして、レースは始まる。
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