第1戦大分オートポリス~増本包囲網発動~

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そして、上位のメンバーはピットインに入る。 1番手に池上のGT-Rがガソリン補給とタイヤ交換をする。 「時間がないぞ!仲間でも長谷川には負けないからな。」 池上はピットの作業員をせかす。 続いて、三沢のGT-Rもピットインにはいる。 そして、中村のレクサスIS-F、河村のNSX、 土屋が操るエスプリNSXもピットインにはいる。 そして、増本のRX-7は5位に浮上する。 すると、伊集院のインプレッサ、ジェフのNSX、葛城のRX-7が増本のRX-7を囲むように近寄ってくる。 「けっ、新幹線カラーのRX-7か…。お前なんて生贄にしか過ぎないんだよ!」 伊集院は後ろを走る増本のRX-7を必死でブロックする。 さらにジェフのNSX、葛城のRX-7も増本のRX-7を囲む。 池上のGT-Rがピットからコースに復帰すると、 長谷川のランエボ8が安藤のS2000と同時にピットインに入る。 「よう!洋介、増本があんな状態やから、早く食いつけよ!」 増本の親友で同じチームの柴崎が安藤のS2000のタイヤ交換をする。 「終わった。あいつを何とかしてやれよ!」 柴崎は安藤のS2000を後ろから押して、加速しやすくする。 そして安藤のS2000は勢いよく加速する。 一方、増本のRX-7の前を走る矢島のカルディナは焦っていた。 「しかし、あの野郎は気持ち悪いなぁ!」 矢島は汗をにじませながら、前をにらむ。 すると、織戸が操るスープラが矢島の横を追い抜く。
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