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全ては一冊の雑誌から始まった。
「ヤングスピード」の企画で雑誌の読者の投票で人気車20位までの車とプロのドライバーで
全国のサーキットを舞台に競り合うバトルが行われることになった。
神戸は兵庫突堤…。
「増本さん、人気投票ダントツ1位ですね!」
男が増本に話しかける。
男の名は大村翔蔵…。
増本に気に入られて弟子入りし、セルシオで大阪環状線を走っている。
「ダントツ1位だからって、どうって事ないよ。エスプレッソできたから、飲め。」
増本は持ち込んだコーヒーメーカーでドリップしたコーヒーを飲みながら、海を眺める。
「俺が5位かぁ。増本さんに負けるのは悔しいけど、嬉しいわぁ。」安藤は喜ぶ。
「お前が5位ってのはあり得ねぇよ。タコ。河村さんから譲り受けたS2000に乗り換えて、余計に腹立つ。」
大村が安藤にけんか腰で言い返す。
「引っ込んでろ!ランク外が!」
安藤が大村に言い返すとけんかになる。
すると、河村が安藤と大村を殴る。
「黙れ。俺たちのチームワークで1億をもらうぞ。いい加減に仲良くしな。」
その河村も15位で出場権を獲得している。
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