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「いやただ昨日疲れちゃって…」
翔は適当な言い訳をする。
「ふ~ん…まぁいいや!!それよりお前テレビ見たか?」
仁が急に目をキラキラさせながら聞いてくる。
コイツがこんな目の時は大抵なにか事件があった時だ。
「いや見てないけど…何かあったのか?」
「実は昨日この近くで殺人事件があったらしいんだけど殺され方がちょっとおかしいんだ。」
ああそう言えばニュースにそんな事が出てたような…それより
「おかしいって?」
「それが殺されたやつの体にいくつもの小さい石が刺さってたんだよ。しかも調べてみると心臓とか体の中の隅々に刺さっていて死んだ原因はそれらしい。そんな死に方イヤだよなぁ。」
ここで遥が仁をいさめるように口を挟んできた。
「ちょっと死んだ人に失礼よ。でも怖いわよね。この近くらしいし…」
「誰もお前なんか襲わねーよ…ゴファッ!!」
ドスッ!
仁が遥のひじ打ちを喰らって悶絶する。
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