戦いの鐘

10/14
1025人が本棚に入れています
本棚に追加
/224ページ
「な・なんだコレは!?」 翔は必死にもがくが砂はどんどん巻きついてくる。 「ヒャハハハハ!!どうだ?オレの能力!サンドウェバーの力は!」 サンドウェバー!?能力!?ワケが分からない!! 「ヒャハハハハ!!じゃあなぁ!死ねよ!!」 男はそう言ってマン・ゴーシュを振りかぶった。 [殺られる!?] 翔は自分の体が斬られることを予測し目をつぶった。 ガキィン!! しかし待っていた音は金属と金属がぶつかる音だった。 [あれ…?] 翔は恐る恐る目を開ける。 「な・なんだテメェは!?」 男は叫ぶ。翔が見たのは黄金の盾を構えて男の剣を受けている少女だった。 「…ライトブラスト。」 目の前の少女は小さく呟くと盾の宝石から光がレーザーのように出てきた。 「ガッ!!?」 レーザーが男の肩を貫く。 「ぐぅ…お前も武器の使い手か!?好都合だ。サンドウェバー!!」 男はまた剣から砂をだしその砂が少女に襲いかかる。だが… 「なっ!?」 砂は盾から出る光で全て塵に変えられた。
/224ページ

最初のコメントを投稿しよう!