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一年生になっちまったら、友達100人できるかな?
なんて、子供らしい考えしてなかったのは流石に小生。
むしろ、「ファミカセ100本買ってくれママーン♪」である。
馬鹿を言え。
それはアメリカの黒服きた黒人さんに中指おっ立てるよりも危険な行為である。
小生はこの頃から、ゲームを「小説」と重ねるようになった。
ゲームは、プレイする人によって様々な物語を作り出す。
ピーチ姫を助け出したマリオがいれば、しょっぱなのクリボーに殺されたマリオもいただろう。
もしくはコインを大量に抱えて変死した(タイムアップ)マリオもいただろうし、海の中で魚類の食物連鎖に巻き込まれたマリオもいたかもしれない。
つまり、ゲームとしては一つでも、物語は無限に存在するのだ。
考えてみると小生、ガキのくせしてこんな考え持ってゲームしてたのか……オソルベシ、小生。
とにかく、その頃、小生はゲームをしながらイマジネーションを膨らませ、頭の中で独自の物語を空想する機会が増えた。
そんな時だ。
漫画に興味をもちはじめたのは。
ある意味、小生が出来る『空想を形にする』手段では、これが最高であったのだ。
まぁ、画力がストーリーに追い付いていなかった為に、内容はお粗末でしかも起承転結の転結が抜けていた。
つまり、挫折(汗)。
それでも、ゲームのキャラクターを小生なりにイラストにしていく事は、結局今でもやっている。
それから小生は、図書館に足を運ぶようになった。
ゲームが小生の視野を広げた。
小説、伝記、勿論漫画も。
後に対象内にエッチな本も入ってくるが、まぁ、これはどーでもいいか。
文法については、国語の授業がほとんど無意味だった程に独学で学んだと言える。
当時の小生は、それ程までにイメージを何とか形にしたかったのだ。
家に帰れば、結局またファミコンのコントローラーを握り、いろんなゲームに手を出しては空想を膨らませ、学校に行けば本を読みあさって空想を形にする方法を模索する。
小学生の低学年時代……思えばこの頃、1番がり勉君だったのだなぁ……。
それがどうして、現在こんな小生になったのやら。
小生のゲーム人生は、まだ始まったばかりであった。
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