馬鹿、加速

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増加するファミカセ。 進化するアーケード。 小学生時代も半ば。 小生は真面目に教室で勉強…………………………………………………………している同級生を尻目に、親の財布からくすねた金をもって、地元のゲーセンに朝からパラサイトしていた(爆)。 終わってマスヨ~~? 学生の本分とはナンゾヤ~~? しかし、少し考えれば……これがどれだけ無謀な事かお分かり頂けよう。 学校に生徒が来ない。 ↓ 自宅に連絡が行く。 ↓ 親は家を出たと思ってる。 ↓ 満ち足りて小生帰宅。 ↓ 袋叩き。 ……そりゃ、そうだ。 携帯電話も無い時代に、学校をゲーセン理由に無断欠席すれば、正しく自滅するのみである。 何がそこまで、小生を狂わせたのか……。 理由は簡単。 今も小生のゲーム人生に現在進行型で絡んでいる大手ゲームメーカー、 『コナミ』。 コナミの作り出したシューティングゲームが小生を狂わせてしまったのだ。 『グラディウス』時代は、まだ学校帰りに寄る程度で済んだ。 『サラマンダ』でもまだ、そこまでいかなかった。 しかし……グラディウスとサラマンダの合体型、『ライフフォース』が小生の心を掴んでしまったのだ。 何故か。 基本、サラマンダは自機であるバイパーを強化するのにミサイルならミサイル、オプションならオプションを取って強化する為、各ステージの武装がほぼ決まっている。 しかし、ライフフォースは、サラマンダにグラディウスをミックスした事で、アイテムをカプセル化して自機の強化に自由度を持たせたのだ。 小生は、この点に狂わせて頂いた。 『こうなれば良いのにな』 これが実現したのだから。 中味が同じゲームでも、システムが変更されただけでがらりと様相を変える。 小生はこの時、ゲームでこうなれば良いのにと思う事を箇条書にした事があった。 結果、 キリが無い事が判明。 猿のように数時間書きなぐり、ジャポニカ学習帳が小生の欲望の掃きだめに変化。 益々膨らむ小生の空想。 そして、それに反比例して萎んでいく学力。 いつしか、小生はノートにオリジナル(つか、ドラクエのパクリ)のゲームを作成し、独自の表現を学友達に見てもらう事が増えてきた。 今なら言える。 ノートでロープレは無理があるぞ、昔の小生!!
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