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きいろ空
ビルの隙間からこぼれた夕陽
黄色い空は二人を悲しく照らすだけ
「バイバイ」
肩らへんで 力なく
振り返らないのは
離れたくないから
二人を隔てた改札口
もう これが最後と目を向けた
ぶつかる視線が
いつになく淋しい
「バイバイ」
最後の 最後の あたしの意地
本気は漫画みたいに飛び越えて
「いかないで」の言葉と温もり
欲しいくせに…
肩らへんで 力なく…
電話の窓には 黄色い空
四角く切り取って
あたしを照らした
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