"売れない"からの脱却?

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神崎さんにも挨拶をして、私たち4人は席に着いた。 そしてその輪の中に、スポンサーなどスタッフが入り、打ち合わせが始まった。 「えー、今回はこちらのグロスの広告撮影をいたします。 テーマは"少女から女性まで男を虜にする唇"です。 ですから、4人一緒に撮影ではなくて、南條さんと神崎さん。 中西さんと姫野さんという絡みで撮りたいと思っています」 少女から女性まで… チラッと、神崎さんと心を盗み見る。 2人から漂う色気に、胸が高鳴ってしまった。 ということは私が少女か。 もう20歳なのに… 「それではそれぞれ衣装に着替えてください。 撮り方等につきましては、撮影時に言っていきたいと思います」 そしていよいよ、個室に入り、衣装とメイクに入る。 こんなにたくさんスタッフがいて、緊迫感のある現場は初めてだ。 何だか、改めて大きい仕事をもらったなという感じ… 頑張らなきゃ!
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