プロローグ

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「…お待たせしました」 言葉は丁寧だが顔は笑っていない 俯いたまま私の前に 綺麗な色のカクテルが入った 小さなグラスをそっと置いた 「ありがとう…」 私が言うと 一瞬だけ顔を上げた 彼の目を見た私は 何かに取り付かれたように 動けないでいた
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