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勇介はピクリと動く
私は彼の柔らかい髪に
頬を寄せて言う
「あなたが好き……」
「同情………?」
勇介は呟いた
私は慌てて否定する
「ちがっ…なんで!?」
「だって…あんた…男いるじゃん……」
「えっ!?」
「いつも…一緒にいるじゃん……」
あぁ……
浩一の事を言っているんだ…
「彼は…ただの友達だよ……」
私は言う
「勇介が…あたしを好きじゃなくてもいい……それでもいいから……あたし…ここに来たい……」
勇介は私に抱かれたまま言う
「それで……いい訳………?」
「いい………」
私は答えた
勇介は突然立ち上がり
「勝手にすれば………」
と言った
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