寝坊
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見るからに神経質そうな三十前後の青年だった。 見た目は悪くないのに眉間のシワが青年を気難しく見せていた。 少し残念な感じだ。 「す、すいません……」 それに対しては答えず青年は高志から離れていった。 「赤井くん、相変わらず厳しいなぁ」 赤井っていうんだ……。
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