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そのままドレッドヘアーの男は、勢い良く地面に転がった。
「ぐぁっ!!」
「吉斗ぉ! て、てめえ!」
金髪の男が、その光景を見て、女の腕を振りほどき華音に向かって走り出した。
後ろからの不意打ち。
完璧に金髪の男の位置は、華音から資格になる位置。
「このやらぁ~!」
ブンッッッ!!
金髪の男の拳が、華音に当たる……事なく、空を切るだけだった。
華音は半歩横に動き、男の拳をかわし。そのまま流れる様に、右の拳を顔面に叩き入れる。
「ぶぁっ!」
いとも簡単に、金髪の男は吹き飛び、桜の木に激突した。
その光景を、只見つめる事しか出来ないでいる女。
既に足の震えは消えていた。
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