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一時間の授業中、屋上で一つの事件が起きた。
被害者『早瀬 華音』
加害者『貯水タンクの上の彼女』
広いコンクリートの敷地に、柵が設けられた場所、それが屋上。
サボるには最適な場所だが、時々見回りの先生が来るため、素人は見つかってしまう。
しかし、玄人ともなればそんなミスはしない。
屋上の上。
つまり貯水タンクのある場所でサボる。
しかし、今回はそれが仇になった。
華音は今ある現状に後悔していた。
基本的に一人が好きな華音は、邪魔されるのを嫌う。
実際、結構不機嫌だった。
通常、男なら無料で顔面整形を行う所だが、相手は女。
女には死んでも手を上げないのを、信条にしている為、華音にはそんな事は出来なかった。
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