2章:妄想女性まかり通る

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一時間の授業中、屋上で一つの事件が起きた。 被害者『早瀬 華音』 加害者『貯水タンクの上の彼女』 広いコンクリートの敷地に、柵が設けられた場所、それが屋上。 サボるには最適な場所だが、時々見回りの先生が来るため、素人は見つかってしまう。 しかし、玄人ともなればそんなミスはしない。 屋上の上。 つまり貯水タンクのある場所でサボる。 しかし、今回はそれが仇になった。 華音は今ある現状に後悔していた。 基本的に一人が好きな華音は、邪魔されるのを嫌う。 実際、結構不機嫌だった。 通常、男なら無料で顔面整形を行う所だが、相手は女。 女には死んでも手を上げないのを、信条にしている為、華音にはそんな事は出来なかった。
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